


1.セグロセラとは???
セグロセラとは、硼酸とセラミックスとを高?で複合化した防ダニセラミックスで、數um〜數10umの微粉にしたものです。
セグロセラは、従來の有機系防ダニ剤のように、神経毒でダニを殺すのではなく、またダニが嫌う有機成分を揮発させ、追い払うものでもありません。セグロセラは ダニの水分調整バランスを崩し、乾燥?態と同様な?態にし、ダニの繁殖能力を弱めることにより、ダニの増殖抑制を行うものです。
その為、従來の有機系防ダニ剤のように揮発成分もなく、密閉された空間でも人間に何ら害を與えず、ダニの増殖抑制を行うことができます。またセラミックス質である為、500℃以上の耐熱性を持ち、不織布?フィルム?繊維などに練り込んでの使用が可能です。そのため添著などで表面に付著させる有機系のタイプに比較して、セグロセラが製品に均一に分散される為、効果の安定性と長い効果壽命が可能となります。
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セグロセラ未添加培地での
ダニの様子 |
セグロセラ1%添加培地での
ダニの様子 |
乾燥?態での
ダニの様子 |
防ダニが必要な理由とは???
2.特長
- 従來の有機系の薬剤に比べ、セラミックス質であるので、無臭、揮発性が皆無です。
- 保存安定性に優れ、長壽命です。
- 急性経口毒性、皮膚一次刺激性等に高い安全性を有しています。
- 耐熱性に優れ、繊維などに練り込んで使用でき、フトン乾燥機等の熱がかかっても効果が変わりません。
防ダニ効果
効果の持続性
他素材防ダニ剤との比較
3.安全性
セグロセラは種々の安全性データを取得しています。以下にその一例を示します。
- 急性経口毒性試験
マウスにおいて 5000mg/kg(または2000mg/kg) を単回投與したところ、異常や死亡例は認められなかった。
- 皮膚一次刺激性試験
OECD化學物質毒性試験方針(1981年)の方法で、ウサギに何ら刺激反応は認められなかった。
- 変異原性試験
労働省告示第77號(昭和63年9月1日)の方法で、溶媒対照に比べ復帰変異コロニー數の増加は認められず、突然変異誘起性は陰性であった。
- 皮膚感作性試験
モルモットを用いてMaximization法により試験し、皮膚感作性はないものと判定された。
4.応用例
住宅用?部材、自動車室?部材、列車客室?部材など密閉された環境での用途に無揮発性のセグロセラは最適です。
樹脂
(成形品、フィルム、シート) |
カーペット用基布、クッションシート、壁紙、など |
繊維 |
カーペットパイル、布団綿、布団カバー、ベットシーツ、ブランケット、など |
不織布 |
カーペット用基布、ベット?裝材、など |
塗料 |
家具、床塗料、壁塗料、畳用塗料、など |
建材 |
床材、壁材、など |

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